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頼まれごとの天才、それは岩田聡さんでした。

人は自分のやりたいことが自然にみつかってそれを一所懸命にやるのも良いけれど、

 

人間の生きる目的は、頑張ることでも、努力することでも、何かを成し遂げることでもなく、「喜ばれる存在になる」=「頼まれごとをする」ことです。小林正観.ありがとうの神様(Kindleの位置No.127-128)..Kindle版.

 

だということを見事に体現していた方を、昨日はっきりとくっきりと思い出しました!

 

 

 

それは、元任天堂社長の故岩田聡さんです。

 

家庭用ゲームの業界の方ならご存じの方も少なくないと思いますが、

 

岩田さんは、天才的な技術者(プログラマー)で、ズバ抜けて優秀な経営者で、人格者であり、徳もある方でした!

 

ぼくは正直岩田さんの悪口を誰かから聞いたことがありません。

 

ぼくが思うにはやはり、

 

岩田さんはいったんは大きく傾いた会社を見事に計画どおり再建するという大変な重責(このこと自体も頼まれたから引き受けられたとうかがいました)を引き受けられて、とんでもないご苦労をのりこえられたからこそ、他の人には到底まねのできないようなとてつもなく困難で多忙を極めるような頼まれごとでさえも、

 

快く引き受けられて、

 

実際に数々の成功を収められたのだと確信しました。

 

 

 

ぼくは当時再建中の会社(株式会社ハル研究所)の社長をされていた岩田さんと10年近くお仕事をご一緒にさせていただいたというか、

 

若造で不遜であったぼくは当時はその有り難さをわかっていませんでしたが、

 

いまにして思えば、もの凄く幸運なことに

 

ゲーム業界の“い・ろ・は”はもちろんのこと、むしろ社会人としての“い・ろ・は”も含めて教えていただいたのが岩田さんだったのです。

 

当時岩田さんとは、毎週のようにお会いしていたのですが、山梨、東京、京都、シアトルを頻繁に行き来していて、傍で見ていてもあまりの激務に思えたので、

 

「岩田さんはただでさえもの凄くお忙しいのに、なんでそんなに大変ことをさらに引き受けるのですか?」

 

と質問をしたら、

 

『うまくいったときに頼まれた方の笑顔を見るのが、もの凄く嬉しいからつい引き受けちゃうんですよ!』

 

『本来ならプログラミングだけしている方が好きなんですけどね!』

 

『マネジメント(人を管理すること)なんて誰もやりたくないでしょう!?だからぼくが引き受けて、それで多くの人に力を発揮してもらいたいと思っているんです!』

 

と満面の笑みをうかべながら、とても嬉しそうにお話しをしてくださったことを思い出しました。

 

こんなに素晴らしい方だったのに、2015年7月11日に若くして他界され、国内外の多くのゲームファンやゲーム業界関係者から筆舌に尽くしたいほど惜しまれ、またその功績には惜しみない賞賛の拍手が送られ続けていると思います。

 

 

 

それにしてもこんな素晴らしく凄い方とご一緒に仕事をさせていただいていたのに、ぼくの“学べない力”は凄いなぁとつくづく思います。

 

こんなに“学べない力”の強いぼくだからこそ、

 

ぼく以外の“学べない力”の強い人達の気持ちもわかるのか!?わからないのかはわかりませんが、

 

2月に一般社団法人マナビダイスキを立ち上げてしまい、

 

今週末の6月2日(日)の午後にマナビダイスキKickOffイベントを行います!

 

もしも、ご興味があってご都合が良ければ是非どうぞヽ(´ー`)ノ

 

 

 

今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

 

ぼくたち生きとし生けるものにとって、今日も頼まれごとの多い一日でありますように(*゚▽゚*)