母の衰えを感じる今日この頃…

下の階に住んでいる母。これまでなんどもブログに書いてきている母、照子。愛称テコちゃんにここ数年衰えを感じる。子どもの頃小学生までは母のことが大好きだった!世界で一番好きな人だった!夕方の買い物なんかにも一緒についていって、好きなお菓子をちょっと買ってもらったり、なんと生まれつき甘ったれだったぼくは、たぶん小六くらいまで夜中にときどき母のふとんに潜り込んだりしたことさえあったものだ。

 

ところが、中学生になると急に母のことが恥ずかしくなり、いわゆる思春期というか第二次反抗期だったのだと思うが、一緒に買い物に行く!?なんて思っただけでも恥ずかしくなり、急に大好きだった母のことをわざとよそよそしく「あんた!」と呼ぶようになったりした覚えがある。なにかの記念日などに家族で外食をすることになっていても直前に逃げ出したりしたものである。

 

とまあ中学生の頃にはこんな反抗期があったけれど、高校になるとまた母とも仲良くなり、ぼくの部屋には良く友達が遊びに来たりして、ときには高校生のくせに夜お酒を飲んだりしていた。そんなときも母は『今日はこれ1本だけにしときなさい!』といってウイスキーを一本だしてくれたりしたことがあった。そうすると友だち達は『おばさん話わかるぅ!』と言って喜んでいた。一部の友達は母のことを“話のわかるおばさん”ということで、母とも仲良くなり、母と一緒にリビングでテレビを見たりすることもあった。たまたまテレビドラマで帝王切開という言葉が出てきたときに『おばさん!帝王切開ってなぁに!?』とある気のいい友達にきかれて、さすがに恥ずかしかった!と母があとで語っていたことを思い出したりする。

 

以前にも書いたことがあるが、母は姉とはしょっちゅう喧嘩をしていたが、父からはとてもとても愛されていたのだと思う。明るく楽しくオシャレ好きでユーモアのセンスもある女性であったし、いまでもおおむねそういう感じである。もう80代後半なのだが、その割にはとっても若々しいし、毎日脳トレのゲームを欠かさないし、週に2回デイサービスの体操にかよっていて、その中でも人気者らしく、いつもそれがとても楽しいのだと話してくれる。

 

そんなテコちゃんにここ数年これまでにない衰えを感じる。数年前にくらべるとかなり歩けなくなってきたし、階段の上り下りもつらいという。心臓が衰えてきていて心房細動だと診断されており、確かにたまに一緒に歩くとスピードもかなり遅くなっており、少しばかりの距離なのにすぐにゼイゼイと苦しそうになり、ちょっと待って!と立ち止まって少し休まないと歩けなくなってきている。

 

検査をしてもまだ認知症ではないらしいが、ときどきおやっ!?と思うような勘違いをしたり、たまぁにだけれど、かかってきた電話の相手が誰だかわからなくなったりすることもあるようだ。そういうときは母のことをできるだけ否定をしないようにして相手の目をちゃんと見て、ときには手や腕などをさすりながら「大丈夫だから落ち着いてよーく思い出してごらん」というようにしている。

 

母は甥や姪、そのまた子供たちからも人気があり、このブログはときどき彼や彼女たちも読んでいたりするので、こういうことを書くと母テコちゃんに叱られそうですが、年の割にはまだまだ元気で毎日楽しそうにしているし、母のようすはいつもぼくら夫婦がみているので、まだご心配をしていただくほどではありません!大丈夫です!ただ、自然なことですが、ときどき「ああ、母テコちゃんも年とってきたんだなぁ」と感じるだけなのです。

 

 

今日もここまで読んでくださってありがとうございました。

今日はお天気は下り坂らしいですが、気持ちは上り調子でいきましょう!

 

みなさんにとって今日もたくさん素敵なことがたくさんありますように(^∧^)