ダイアモンドメディア武井さんとマジメに話をした!

 昨日は、今話題の“ティール組織”的!?、ホラクラシー経営的!?な経営(働く時間、場所、休みは自分で決める、上司も部下もなし、全員の給与は公開)を、まだ前例のなかった10年前から暗中模索、試行錯誤をしながらやられてきて、つい最近『社長も投票で決める会社をやってみた。』を出版されたばかりのダイアモンドメディア代表取締役の武井浩三さんに、知り合いのフリーのTV番組制作ディレクターの方を紹介というかカジュアルな取材のために、時間をいただいて、訪問してまいりました。

 

この写真中央のキャップをかぶってピースマークしながらニコニコしている方が武井さん。右の女性は「新イイカンジ創造ラボ(仮称)」をぼくと一緒にはじめつつある友人の慶應大学ドクターコース在学中の高橋明子さんです。

 

この写真はご紹介したTV番組制作ディレクターの方に撮っていただきました。ご本人いわく、ご自分はあくまで裏方ということで、できるだけ写真などに写らないようにしているのだそうです。

 

 

 

仕事における業務や事業の実行の有無について誰が判断し決定するのか?

 

自然に決まっていく。わかる人に相談して決めるそうです。

 

 

仕事での能力差と給料の差はどうしているのか?

 

能力の高い低いは、背が高い低いみたいなものなので、良いも悪いもない。給料は全員で相談しながら決めるので自然と相場ができて決まってくる。仕事をお金と結びつけると、お金の儲かる仕事ばかりしてしまい、会社全体にとってなにが最適か?という視点でものごとを考えられる人がいなくなってしまうとのことでした。

 

また、ありがちなパターンとして社内の担当業務ごとに派閥的なものが出来上がり、オレたちはこんなに稼いでいる!それにくらべてあいつらは全然稼いでないのに、あいつらと同じ給料では割に合わない的な意見が出てきたりします。これは一般論としてデスねヽ(´ー`)ノ

 

 

 

ぼくは武井さんの話しをきいていて、これって有機的な信頼のブロックチェーンみたいなものでしょう!?という話をしたら同意を得られました。

 

ブロックチェーンをあえて一言でいえば「利用者みんながデータと処理パワーを共有して見張り合っているオープンな台帳」という感じだと思います。

 

つまり、給料を決める過程と給料データを全員でオープンに共有し確認し合うことで成り立っているしくみなんだと理解したのです。

 

 

 

 

ぼくの会社ダイスクリエイティブは、ぼくが直接経営するよりも100%子会社として部署毎に2社の子会社をつくり、それぞれ自主経営をしてもらった方が良くなるだろうと思い、困ったときや、経営が危機的な状況に陥ったときには相談にのりますが、困ったときも含めて(内心ヒヤヒヤするときもありましたが)信頼してお任せしていたら、自然とホラクラシー経営的になってきていると感じています。

 

なので、ぼく自身がアホだから“アホラクラシー経営”とよく冗談交じりに説明しますが、

 

武井さんの話をきいて、ホラクラシー的経営とは「人間の信頼をベースにしたブロックチェーン」なのだろうと認識を新たにしました。

 

ぼくらの会社は、2週間か1ヶ月に一度の頻度で近況報告会を行っていて、アドバイスや要望をお互いに伝え合うことはありますが、指示や命令はしません。

 

もっとも気をつけていることは、

 

相談してきた相手が困っているときこそ、信頼しているから必ずうまく乗り切れる!ということをしっかりと伝え、要望があれば出来るかぎりのアドバイスや援助はするようにしています。

 

 

 TV番組制作ディレクターの方は、TV局という神が君臨する垂直統合的な縦社会で長年仕事をしてこられたこともあり、これまでいろんな人から『この人はとても良いことや凄いことをやっている!』という話しで人を紹介してもらったが、必ず裏があってがっかりしてきたという残念な過去をお持ちだということが、この帰りにお茶をしたときに判明しました。

 

見た目の信頼感がマイナスのうんちマンのぼくがいうのもおこがましいですが、武井さんは十分に信頼に値する人だから間違いなく大丈夫!ということをしっかりとお伝えしたのでありました。

 

いずれにしても、武井さんはいつもニコニコしてしなやかなでカジュアルな感性をお持ちのようにしか見えませんが、ものすごい努力家で勉強家でもあり、構想力やしくみづくりに長けている超腸兆能力者なのだと実感することができました。

 

 

 

 

 今日もここまで読んでくださって

本当にありがとうございました。

 

みなさんにとって、信頼できる人たちとのイイカンジの人間関係が、育まれますように(*゚▽゚*)